貴金属って?

女性であれば、少なくとも一つや二つの貴金属を所有していることが多いです。宝石は、古くから人々を惹きつけ、魅了してきました。宝石を所有することは、富の象徴でもあり、お金という概念が無い、あるいは信用性が低い時代においては財産としての意味合いも持っていました。また、女性にとってはもちろん自らを美しく飾るジュエリーであり、国によっては魔よけの意味を持つものでもあります。このような宝石は、代々受け継がれ、大事にされていったのです。例えば東南アジアでは、エメラルドが魔よけの意味を持つ宝石として、好んで身に付けられています。

インドでは金が好まれ、シルバーやプラチナはあまり好まれません。中国では、金とともに翡翠や珊瑚なども好まれています。現代の日本では、ゴールドよりもプラチナが選ばれる傾向にあります。しかし、日本でも昔は豊臣秀吉が金の茶室を作ったり、金閣寺が作られたり、奥州平泉に金色堂が作られたりと、金は広く用いられていました。女性のオシャレに使われたのは、着物の金糸や蒔絵の金箔・金粉という形で用いられることが多かったのです。

このように貴金属の好みは、時代や国によって随分異なっているのです。ダイヤモンドは昔から貴重で、大きなダイヤモンドの原石が発見されると、慎重にカットされ、王室に献上されることもありました。これが今でも、イギリス王室の王冠に使われています。ダイヤは一番固い鉱物と思われていますが、縦方向の力に弱く、この方向には簡単に割れてしまうため、大きい原石というのはなかなか見つかりにくく、大変貴重なものなのです。

また、ダイヤモンドはそのカット、カラー、カラット、透明度に価値が左右されます。茶色や黄色っぽいダイヤモンドは比較的よく発掘されますが、これは宝石用としてはあまり向きません。また、カットするに耐える大きさが必要ですので、発掘された時点で小さい物は、全て工業用として出荷されることになります。ダイヤモンドの輝きは、いかに光を取り入れるカットができるかにかかっています。削ってしまったところは元には戻りませんから、いかに良い状態のダイヤの原石であっても、宝石としてのダイヤの価格がどうなるかは、熟練の職人の腕にもかかっているということです。このように、宝石には色々な種類や歴史があります。ジュエリーを楽しむためにも、宝石や貴金属に対する知識を持っていると、よりジュエリーを選ぶのが楽しくなります。