熱電材料の結晶粒界に偏析するビスマスの分析

熱電材料には熱電発電やペルチェ冷却など幅広いアプリケーションがあります。テルル化ビスマス(BiTe)やその合金は最も一般的なペルチェ冷却用熱電材料です。

この例では、結晶粒界にビスマスが偏析した銀-鉛-ビスマス-テルル(AgPb18号比特20码)の元素マップを示します。鉛とテルルが一様に分布しているのに対し、銀の濃度には変動が見られます。EDSスペクトルでの鉛とビスマスのピークは大きく重なっています。ESPRIT 2の自動ピークフィットとデコンボリューション機能により、重なり合う鉛とビスマスのピークを分離することができました。

AgPbTeBi熱電材料におけるビスマスの偏析
鉛(緑)とビスマス(黄色)のピークが大きく重なったEDSスペクトル